秋残り

「緑夜前夜-夢」   未完                           2010.7月                   
                                                                         

朝見、日の顔、よい花の                           1.
咲くよ月夜の夢は、昨夜の夢は                  Across the red river                       赤い血雨の振る中の
青い道行く、君とある                                The sky is blue.                          戦う我が姿 天に映り  
裏花咲かせて、背嚢背負って                     Red rains fall down, enemies are going down         勝利の女神が 微笑んで
一路行く                                                 There are many enimies under catapilla.           たてがみ ふるわせる

君に会った、緑夜は                                 Car of war run and run,                     馬に感謝を  
雨は上がる空に、鳥は歌う                        soldiers go ahead.
月は投げたり、我に輪を
迫り来る闇に 君と歩む                           Bravo! Bravo! Bravo!
(オリオンはまたたき、雲は飾る)                   Godess of war smile, 

皐月四日の 春の夜に                             at me, round me 、all is fight. 
夢に舞う君に 我は謳う             We are sure winners .
空に映す 我が姿             2.    Vertical line 's yellow ,     
我が歩む 足音 君は聞けるを                 My horse gallops on ,

黄色い川に 文流し
天立てる流れは 雲に注ぐ
雲は映す 我が書いた
「私」の一文字を 雲は抱く

緑夜の春 夢に出で
戦いの中の 御父の御夢に
戦われる御父の 御姿は
我がまぶた裏に 書かれ残り

銃口 火を吹き 血は上がる
肉は飛びくるう 戦の中

天よりの知らせ 雨一つ
晴れた昼下がりの ひとしづく
君はこの世に ある人と
喜び湧き上がり 胸は躍る


  
      平成22年7月6日 付け
遠く回る 回り回る
夢に舞う君の 内掛けは

青い海原 稲妻が
たつる水平に 敵艦見ゆ
回り回る   我が前を
後尾後舵めがけ 魚雷放つ

大砲炸裂  目は飛び出
指は離れ  足は宙に浮く
血糊の甲板 弾運び
砲弾片手に 友をおこす

「赤い内掛け 血潮見ゆ
白い襟足に 血筋の紋
おもだか高き 菊水の
上に揚羽舞って 
旭日の旗           
    平成22.0804付け」


海行かば行き  駆逐艦
戦われる  御大叔父
功称え

海行かば行き  潜航艇
戦われる  御叔父上
海の英雄

上げる望遠の 一水に映る
残す航跡 時を計る


すれ違いざま 敵を討つ
軍刀抜き放ち 十字に敵を
切り裂き切り裂き  駒を立たせ


大地を覆う 敵の屍
上を戦車走り わだち跡を
車を進め  人馬行く
夕日背に受けて 友軍機飛ぶ

機銃うなり 敵機落つ
黒い煙はきて 大地へまっしぐら
轟音轟き 火柱が
上る中に 敵の断末の叫び

着剣銃剣 突撃の
       平成22年7月6日 付けはこれまで

緑夜の春 幼子は
弓を取り 手に矢を
矢立て背負い
四海定平の 声出し
眼下に見下ろす 
洗える波

竹槍一本の 旗前に
赤い布を下げて
敵の前に 戦車落ちたり
我に臥し  我が知恵の御勝利
我は小踊る
  平成22.08.22   御快挙
                 

我が之く前  青い道  
黄色い川を越えて
山河を下る 暴虎なる
紫だちたる 茜雲
光る戦闘機 戦車捕う



君は見たり 我が姿
「私」の一文字を 君は読みたり

雨上がりの 緑夜に
我は君に会うと 夢の君
夢は成りて 君とある

星は話す 君のこと
花はささやく 我がことを
春の緑夜 風伝え
君と我の話 長々し

ゆ〜き ゆ〜き ま〜た ゆきゆく

「2010年春のこと」
春の緑夜 桜雪
桜舞い雪舞う 緑夜は来る
五十年六十年の 松の身の
緑夜に結ぶ  雪と花の出会い

朝見 日の顔 良い花の
福寿華 花開く 香里の園に
花はささやく  日のもとに
我と君の話  夢の成り
13:21 平成 22/06/17 小林壱裕
18:06 平成22/07/06 付け


「魚顔の拝み」
流れ星の夜 池映り
魚は顔出して 星を拝む
合わせざる手の 平の外
そう今日の我を 月は拝す

我が行く前 木々の枝に
首のない屍 手足、花と咲いて
絶景光景の 夢世界
空に雄姿の 禿たか
死肉あさる

原子爆弾 取ってきて
敵の陣地へ落とす 晴れ姿
キノコ雲が たちのぼり
眼下の大地は 火の天下

敵の首を切りはねて
ひざの上に持たせ 
美酒あおる 今宵の月は
はいのよと 一時の宴
あとに 戦い
 平成22.9.29 付け

「我が行く前 林なく
草もなく 一面 氷の台地
点景に黒き 敵は出で
追い詰める 先人に
我は加勢す

遠く寒山に 白き見ゆ
川を渡る 我は腰に銃を
たずさえゆかん 駒を見ゆ
白き吐息吐きて いななき渡る

馬は泣きたり 目に涙
遠く露峰越えて 寒山に至る
下馬の台地に 駒休め
馬の足をもみて 氷落とす
  平成22年11月9日

平安御世(みよ)の 御昔(おんむかし)
庭なるもっこく木  とりに来たるを
ふぁなる音(おん)の なくなりぬ
わが癖に残る   ふぁなるの音
  
鎌倉横の ずいがんじ
源頼朝  剣、投げるを
投ぜし海の 底深き
我が胸のいたき ながれる史
        平成23年2月13日


22.12.29
(作者の出陣)
御祖父御前 御祖母御前
ひれ伏して申さく 夢の中(御父のお供)
御母上 安心の 御言葉あり
喜びの出陣 わが初陣

「行って参ります」 御挨拶
御家の前に深く 頭(こうべ)垂れる


右手に弓を 持ちて出でぬ
右腰に脇差 背中(せな)に矢立て


わが身着きたり 中つ国
広い原々に 我は立てり  
遠くみまえに 山並みが


歩き歩き 幾日歩き
御父上を探し 歩き歩く
ゴンや現れ 我に告ぐ
御父上を見たる 駒のお声

天の馬なる ゴンのお方
御礼を尽くし申さく 御案内
御馬と共に 歩き歩く
山を目指し 歩む
御駒とともに

****作者の出陣は、大東亜戦争で
あります。4歳の時の出陣であります。
昭和18年に、私が御父上の
御夢に現れたのであります。この時、
東天の夜空に、
右手に弓を持った幼児の姿がありました。
この戦争へ行かれた御方々、
私は御父上の御戦友のみならず、私の御戦友
と思っております。
今は亡き御方々の御冥福を心より
お祈り致す次第でございます。
昭和26年に生まれ、後、この夢を見たので
あります。自分の出陣であります。
4歳の時、この出陣の格好を御父上が
さして下さったのであります。小さい頃、
東の星空に、右手に弓を持った幼児の
姿がありました。
長く忘れていた
幼い頃の思い出、この1週間程前に
思い出しました。記憶も正しいかどうか、
まだ、断言しかねます。
 戦争に行かれた御方々あっての今日を
思う時、ただただ、手を合わす許りであります。
忘れてはならないものであり、後世に伝える
ものであります。
           22.12.29壱記す

  


  



未完


解説  「五十年六十年松の実の 
     雪と花の出会い
     緑夜は来る」
     今年、平成22年がそうでしたね。
     桜舞う 雪舞う