秋残り交響楽団 秋の演奏会
特集:タンゴ |
月日:秋月冷日〜終日
所 :xx市 水上ライトアップステージ
〜〜音と光の織り成す秋宴の園〜〜
イルカのショーを見ながら、
タンゴを聴いてみませんか?
指 揮:ボーフル・ミールフルスキー氏
略 歴:1970年生
ロシアよりドイツへ移住
その後、有名楽団の指揮者歴任
ベストセラー「交響詩 月世界」を作曲し、
自ら指揮棒を振る。最近は、誰にでも
気軽に聞けるを合言葉に、軽音楽の
指揮を担当。今回、新曲連作のタンゴを
指揮。
ピアノ :鍵 盤介氏
略 歴:氏は先般、アルゼンチン国より帰国され、
その演奏は多くの人を魅了し、
氏の手は「タンゴ賛手」といわれる。
氏の繊細且つ大胆なピアノ演奏技法は
音楽界より、斬新そのものと絶賛されている。
舞 踊:今時華麗・華麗菜夫妻
歌 手:テノール文鳥・高 郁子(ソブラノ)
他、あけぼのバンド
司会:関西関東漫才コンビ
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関西「君、いよいよやね。君には、
音楽はわからんやろけどね。
むすんでひらいて・・も正確に
歌えんやろ。君の音楽短大卒は
ばれてるからね。僕とコンビを組めて
成功やったね。こんな大きな
舞台の司会もやらせてもらえるから。
僕がいなければ何もできんやろ」
関東「関西君、よくいうね。皆様は君の司会を
見にきたのではないヨ。
音楽を聴きにこられたのだ
短大卒だって、だれもそんなこといってないヨ。
君こそ、大きな栗の木の下といわれて、
歌えないから逃げて木の下へかくれただろう。」
関西「ところで、君、タンゴしってるか。丹後旅行やないで。
ホレッ、時刻表なんか持ち出して・・」
関東「君、これが時刻表か。曲目司会進行が書いてある。
1曲目は巌国です。聴衆の皆様には、お気軽に
手拍子足拍子を、歌もご一緒にと指揮者ミールフルスキーさんの
お言葉をお伝えします。」
関西「それでは、皆様、今宵華麗なタンゴをお楽しみください。」
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「巌 国」
20120830曲
20120901詞
君 川岸に待てるとき
日は落ちてくずれて流れる
長い髪 揺れる巌国
憂う瞳に 星入り
我を見分けて
走り寄り来たり
胸をはずませ
手を握る
音 曲
7:12 2012/09/03
「美 人」 タンゴ
20120902曲
20120903詞月が木にかかる頃に
遠く繁華街の明かりが見え
足を早め スタッと歩く
君の背姿に ふりかえり
人は目をとどめ
しばし眺める
きれいな人と
嘆息まじりで
またも見る
「君影」
君はうつくしい人 私には目を
うるませ笑む いつもの君の影
うつって 並び歩く 影も笑む
寄り添う 紙の香りがする
町ゆき 胸は躍る 映るもの皆
美しい 君をたたえほめ
この世ともに生きる
音 曲
「そうきょうのよい魚」
20120903詞曲 5拍子
水の中で 風呂敷のような
魚がとびはねてる 茶色の背
目は黒く 口はとびで
やさしそうな かわいい顔
自分の命 たたえてる
喜びともに 生きてきたと
そうきょう よい魚
音 曲
「出会い」
20120902詞曲 5拍子タンゴ君は朝に 花咲くように
いろに薫る やさしい顔と
そそたる手振る 私は白い
手袋を示し 互い見合す
心奥に 頬そめる君を
「夜の田中」
20120902詞曲星はよるに光っている 月明かり
君と歩く 田中の道 自動車が
走りすぎる 光に顔ふせる
仕草がかわい 音流れて
ふりかえる あとのしじま
白い牧場の朝 草を食べる
白馬 遠くには 霞がかる
山の端 尻尾曲げ 顔を振り
歩みかけ かけ歩む
草原のこま(しろい駒馬)
私を見 笑み笑う
歯を見せ声を出し
そばへ走り来るそうきようのよい回転木馬に
思い出に遠い昔 訪ねてきた
私は忘れない 君と乗る
白くきれいな姿の
回りゆく 君歩くように見え
今に再び
***文中、名前は、架空のものです。****