平成21年12月3日記す
前素人の音楽理論
前素人・・・・初心者や素人の域に達していない人。
私のような者のことです。
こんな言葉はありません。
わかりもしないのに、偉そうなことを書く私です。
専門書を読んだことはありませんので、今、現在ある
知識で、書いています。作曲作詞?をして思ったことを
書きました。
言葉と音楽
「春浅き釜石の歌」 私の駄作ですが、これ、「タ タン タン タ タン」という、
出だしです。音楽の始まりが、シンコペーションです。何故、こうなったか。
理由は何もありません。初めて作ったもので、何も考えなかったからです。
音楽のリズムは、普通、強、弱、中強、弱です。このリズムに、打楽器を
あわせました。「強」が大太鼓。
@ 8 4 4
8
4
は る - あ - さ き -
タ タ ン タ ン タ タ ン
打楽器
強 弱 中強 弱
かような出だしです。 これ、打楽器をシンコペーションに変えなければ、
ならないでしょう。または、「は」の八部音符を、前の小節に持ってきて、
弱起の曲にする方が自然的です。
A
8 4 4 8
4
は る - あ - さ き -
タ タ ン タ ン タ タ ン
打楽器
強 弱 中強 弱
こうすれば、曲と打楽器が少し合ってきます。又は、
B 4 8
4 8
4
は る あ - さ き -
タン タ タ ン タ タ ン
打楽器
強 弱 中強
弱
と、すれば、すっきりします。
または、 C ロックのように、 弱 強 弱 強 とするかが考えられます。
ここまで、気がつきましたが、@のまま、直さずにそのまましておきました。
その後、この歌詞を、フランス語に訳してみようと思ったのです。
「春浅き」 これを 「Le printemps est venu ル プランタン エ ブニュ」 と、やりました。
Leは、定冠詞で、強勢を置かないのが普通です。
@にそのまま、充てました。
@ 8 4 4
8 4
Le prin- temps est
venu
タ タ ン タ ン タ タ ン
打楽器
強 弱 中強 弱
Leは、定冠詞ですので、4分音符に充てるよりも、8分音符に
充てるのが、自然的な言葉の流れです。@とは、ぴったりです。
が、音楽の出だしは、強から始まります。
ロックにはしない、弱起にもしない、それならば、このまま、
打楽器だけを変えればよいとなります。シンコーションからの
始まりととなります。普通の音楽にはありません。
弱起にするのが、普通です。
ここで、分かったのであります。西洋語には、冠詞で始まる文が
半分もしくは、半分以上あります。
このような、言葉の構造上、西洋の歌は、弱起になるのが、
たくさんできる。
The Stars are shining in the sky. 弱 強 弱 強
この文を、曲にすると、 The には、強勢を置かない。
もう既に決まりました。弱起にするか、ロックになります。
弱 強 弱 強
The Stars are shining in the sky.
ロックです。
ロックにしないならば、
弱 強 弱 強 弱
4拍 1拍 2拍 3拍 4拍
The Stars are shining in the sky.
弱起になります。
英語は、強弱アクセントの言葉です。
ロックという音楽になりやすい言葉と思います。
また、ロックは英語でなければ、面白くないようです。
これは、言葉の構造によるものでしょう。英語は、
強弱でしゃべり、強弱で歌う、そんなところでしょう。
日本語と音楽
日本語のアクセントは、強弱ではなく、声の高低による
アクセントです。このアクセントの通りに、曲を作ることになります。
高 低 という言葉であれば、曲も、上 下 となるように作るのが
普通だと思います。
「端」「橋」「箸」、この違いを声の高低によって分けています。
曲も、これに準じて作るのが普通だと思います。
旅行中に「橋」を渡っているか、食後に「箸」をおいたか、
ものの「端」をつかんで引っ張ったか。曲を付随させる場合、
このアクセントに準じてしないと、意味がおかしくなります。
私は、曲を、ここまでは考えて作っておりません。
こんなことまで考えれば、今の私の知識では、到底できそうにありません。
また、日本語のロックは、どうなのでしょうか。
高低アクセントである日本語を強弱アクセントでしゃべる。
強弱アクセントである英語を、高低アクセントでしゃべる。
こんなことをする人はいないでしょうが、歌を作ると、
こんなことも考えてしまいます。
私は関西人です。関西弁の言葉だけではなしに、関西弁の
アクセントで曲を作れば、どんな曲になるだろうかと思います。
同じ歌詞で、関西弁版ができます。時間があれば、やってみようと
思います。