若草15節  飛鳥行

2017/11/30
 牛がモウと鳴いている。いつも私を見ているのだろ
うか。私が近くを通れば、必ずモウと声をあげる。
定刻に家を出て、定刻に帰る。こんな毎日である。
 日暮れ時、空を赤く染める夕日、家族そろって食べる
ことが一番の楽しみである。・・・・・

一重雲、日を乗せ今日を、労われり 小林李


飛鳥行


写真:小林李



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